メインの治療

■セラミック治療

オールセラミッククラウン

従来よりセラミッククラウンといえば金属にセラミックを焼き付けた(貼り付けた)ものが主流です。金属を使用しているため強度的な安心感があり、土台に接触する金属部分は精密鋳造にて製作するため、適合性においても信頼の置ける治療法です。

  オールセラミッククラウンとは、金属を全く使わないセラミックのみで作られたクラウン(かぶせ物)です。土台に接触する部分にもジルコニアという従来のセラミックよりもはるかに強度に優れたセラミック材質を使うことができるようになり、適合精度においても最新のコンピューターテクノロジーにより従来の金属を使った製造法と遜色のないレベルになり、金属を使わないことによる自然な美しさはそのままに、従来の弱点が解消された最高のクラウンといえます。

また条件さえよければブリッジにも適用できるようになりました。

 ■インプラント治療インプラント

インプラント(正式にはデンタルインプラント)治療とは歯の抜けてしまったところにチタンでできた人工の歯根を埋め込み、ここに土台を連結して、さらにその上にかぶせ物を作る治療法です。1960年代にスウェーデンで行われたのが始まりで、その後数十年にわたり材質、手術法、上にかぶせるものなど関連するあらゆるものが改良され続けて今日に至っています。特にここ10年ほどの進歩は目覚しいものがあり、術前の診査さえ確実に行っておけば安心して受けていただける治療法になったといえます。

ブリッジのように歯のなくなったところの前後の歯を削ってかぶせる必要もなく、むろん入れ歯のように取り外す必要もなく、目立つバネや余分な土手(床)の部分もありません。ほぼ自分の歯と同じ感覚で使うことができます。歯根が増えるため、ブリッジと違って残っている他の歯にとってもむしろ負担が軽くなり、その点でも大きなメリットがあるといえます。

当院では必要に応じて術前にCTの撮影を行い、このCTデータを3Dデータに変換するインプラント埋入シュミレーションソフトを導入しており、術前のより精密な診査診断に役立て、より安全安心に治療を受けていただく一助としております。

■金属床義歯

歯がなくなってしまった部分に歯を作る治療は、可能であれば「インプラント」が最良で、これが無理なときには「ブリッジ」を作ることになりますが、共に何らかの理由で行えない場合、残った治療方法は『義歯』いわゆる「入れ歯」になります。入れ歯には人工の歯の部分の他に、外れないように固定するためのバネ、人工歯を固定する床の部分、床やバネをつなぐための連結子と呼ばれる部分などがあり、ある程度の違和感がどうしてもあります。しかし金属床とすることでその問題をかなり改善することができます。

保険治療で作製可能な義歯(レジン床義歯)は、基本的にほとんどプラスチック(レジン)でできているため、分厚くなり快適さが損なわれたり、熱が伝わりにくいので、あったかい食べ物がおいしく食べられなかったりします。金属床義歯は、入れ歯の主要部分に金属を使うため、レジン床義歯に比べ、より丈夫でありながら、薄く違和感の少ない形に加工でき、装着感の良い快適な入れ歯を作ることが可能になります。またプラスチックに比べ加工過程における誤差がはるかに小さいため、バネ部分、床部分ともぴったり出来上がり、残っている歯や歯ぐきにもあまり負担をかけず、それらも長持ちさせます。

金属ならではの薄い仕上げは、違和感を少なくし、お口の中を広く感じさせ、熱の伝わりの良さで、一層おいしく食事を楽しむことができます。 

金属床には使用する金属により3種類あります。

 ゴールド床金属床(ゴールド)

昔から身体に安全とされる金やプラチナを主材料とした合金で作られています。仕上がりの美しさはもとより、鋳造性に優れているので、お口の中にぴったり合いやすく、心地よい接触感です。いろいろな食べ物の味もそのまま美味しくいただけます。金属のしなやかさが、バネをかける歯のダメージを少なくします。

 

 

 チタン床金属床(チタン)

チタンは体内に埋め込むことができるほど、安全性が高く、アレルギーの最も少ない金属で、口の中では金属味がほとんどありません。軽いので、特に、上の入れ歯に最適です。

 

 

 

 コバルト床金属床(コバルト)

コバルト合金は、永く入れ歯用材料として使用され、信頼性も高く、実績もある材料です。丈夫さや薄さがあり、自然に近い装着感や快適感が得られます。

 

 

 

 

■床矯正治療

一本一本の歯にブラケットと呼ばれる小さな装置を貼り付け、これにワイヤーを通して歯を移動させる方法(ワイヤー矯正)が一般的に行われている矯正治療ですが、床矯正は自身で取り外しのできる入れ歯のような装置を用いて、歯の移動を行う治療法です。

歯並びが悪いと一口に言ってもその症状は千差万別です。治療法も開始時期から使用する装置、治療に要する時間までその症状に応じてさまざまです。比較的早い時期に異常を見つけ、この装置を使って早期に(4才ぐらいから可能です)治療を開始することによって、その後の大掛かりな治療が必要なくなるケースはたくさんあります。また永久歯になってから矯正治療を行う場合、健全な永久歯を抜歯せざるを得ないケ-スも少なくありませんが、この抜歯を回避できる可能性も大きくなります。

この治療法は、取り外し式なので、都合の悪いときははずしておくこともできますし(通常学校から帰ってから翌朝までの装着で可)で、治療費用も比較的安価といったメリットもあります。

お子さんの歯が永久歯に生え変わり始めるのは6~7才ぐらいです。歯の様子をよく観察してあげてください。何かおかしいな?と思われたら早めに相談されることをお勧めします。